お庭を囲ったり、部分的なアクセントだったり...目隠しをしたかったり、手摺りや仕切りだったり...
フェンスといっても様々な機能をもっています。中でもウッドフェンスは自由設計でそれぞれの場所にピッタリのものが創れます。
木の温もりがお庭にしっくりと溶け込みます。そんなウッドフェンスの施工例をご紹介したいと思います。
まずはシンプルな目隠しフェンスです。
最初の2枚の写真はマンションの1階部分です。保育施設としての利用で、小さな子供達が安全で且つ転落しないよう、しっかりと囲いながらもオープンな感じに...
子供達が元気に集う、明るい空間です。
一部既存部分を残していますが、ほぼ全面リフォームの施工例です。
こちらも目隠しのハイフェンスです。
施工前はヒイラギモクセイの生垣で囲われていました。生垣はグリーンの壁で美しいのですが、背が高いとお手入れが結構大変です。ウッドフェンスへのリフォームで庭が広くなり、明るくなりました。生垣以外の植木が一つ一つ存在感を持ちました。
こちらも目隠し&扉のセットです。
庭が傾斜地になっており、室内からは見下ろす感じのフェンスです。背景の竹藪がフェンスの上に広がって美しい景色です。(写真では解りませんね...)
アプローチデッキが扉へ導きます。
自然いっぱいの景色が部屋から眺められるように間取りを設えたという施主のO様。
たまに通る人の目線が少し気になるという事でフェンスのさを決めました。
別荘のような雰囲気なので、ウッドフェンスが馴染みます。
こちらはちょっとした目隠し。
視線を遮るような部分的な仕切りの役割です。門から玄関へ向かうアプローチの先に見えるのは物干し場...というのに困ってのご依頼でした。
お庭の中央なので隠し過ぎるのも...ということで透けた感じの明るい目隠しです。
こちらもちょっとした目隠し。
セットバックで後に道路になる境界部分です。通路のような細い露地庭。全体的に仕切らず、必要最低限の目隠しで、あとはオープンです。
ご近所づきあいの深い、暖かい住宅地の設いです。施工中もご近所の方々が声を掛けて下さいました。楽しいです。
さて次は透け透けの低いフェンスです。
目隠しではなく、転落防止の手摺り的な機能です。材は最高級のイペです。擁壁の上にもしっかりと施工出来ます。イペは灰汁が少ないので擁壁の上でも安心です。
ウッドフェンスのオンパレードで少々疲れました。ここいらでちょっと違う用途でも...
こちらは玄関前のポスト。接道部分ではなく、玄関前に大型のポストが置きたいというご要望でした。玄関開けたらすぐ郵便物ってのは楽ですよね。
ウッドの化粧板がポストの扉です。背面に大きな取り出し口があります。
ウッド好きな施主のHさん用にあつらえました。
今度はフェンスに付随するゲートの施工例です。ゲートは必要があって設置するものですが、フェンスの中にあっては一つのアクセントにもなります。奥への広がりを期待させますし、お気に入りの金具(取っ手や兆番など)で飾ることが出来ます。
時にはダミー(ただの飾り)の扉を組み込む事もあります。
1枚目の写真はお庭に通じる石貼りのアプローチ。扉はお庭に入る仕切りの役目ですが、アプローチ全体としてはアイストップの役目も果たしています。少しアクセントをつけると効果的です。
2枚目の写真は駐車場からウッドデッキに通じるゲートです。ウッドデッキに組み込まれている要素ですが、これも必要性から取り付ける事になるのですが、ウッドデッキのアクセントになり、存在を際立たせる効果があります。
必要性が低くても、見た目の雰囲気を良くするために取り入れるのもいいですよね。
こちらは完全にアクセントなウッドフェンスです。施主のTさんのご要望で、ステンドグラスを組み込みました。ご自身で気に入った物を調達し、とても楽しみながら出来上がった案です。それだけに喜びも大きく、庭への思い入れも強くなるでしょう。どんな形であれ、施主自ら積極的に参画したプランには私自身も大きな喜びと、やりがいを感じる大切なものです。
1枚目の写真は完成直後の状態です。
冬の訪れを感じる11月、ウリン材の明るさが際立っています。
2〜3枚目の写真は半年程過ぎた状況。
緑濃い7月、ウリン材の色合いが変化しています。この後少しずつ色が抜け、シルバーグレーで落ち着きます。緑の中にあってはナチュラルな色が落ち着くのかもしれません。
デッキを自分流に飾る楽しさ、愛用して頂いている感じ、そんな様子がうかがえた時、私の役目が果たされた安堵がこみ上げます。
最後はデッキの手摺りです。
白いデッキは清潔感とナチュラル感を醸し出します。バラの花の色、緑濃い葉の色、全ての色が際立って尚しっかりとデッキも存在感を持っています。